本の覚書

本と語学のはなし

こころに光を 喜びの福音/ガエタノ・コンプリ

 職場の読書、第二弾は懐かしのカトリック入門。
 手元にガエタノ・コンプリの本がもう一冊ある。『人生に光を 旧約聖書編Ⅰ』は旧約の歴史書をやさしく紹介するものである。*1
 この二冊をテキストとして、私は受洗準備のための教室に通っていたのであった。


 いま読み返すと、普通の入門書よりはちょっと突っ込んだ話も書かれている。それだけにややカトリック倫理観の保守性が鮮明ではあるが、著者の熱は大いに伝わってくる。
 コンプリ神父は聖骸布の専門家でもあるようで、この本でもついつい紙幅を割いて語ってしまっている。これはどんなもんだろう。
 私は神父とニアミスをしていたようである。

新版

*1:聖書紹介シリーズとしては、他に預言書と教訓書を扱う『知恵の光を 旧約聖書編Ⅱ』、福音書を扱う『喜びの光を 四つの福音書』、使徒言行録、手紙、黙示録などを扱う『キリストの光を 新約聖書第二部』があった。