本の覚書

本と語学のはなし

マイ国家/星新一

マイ国家 (新潮文庫)

マイ国家 (新潮文庫)

 半分くらい読んだところでもう飽きてきたのだけど、後半の方が面白い作品が多くて助かった。「友情の杯」のようにすっきりしたオチがなくて、謎のまま終わるものもあって驚いた。一番いいのは最後の表題作「マイ国家」で、これはそこそこ分量もあって(と言っても20ページくらいだが)、いつもこのくらい書けばもっとよかったんじゃないだろうかと余計なことも考えたりした。
 しかし、私が小説を書くとして(書き続けるかどうかはわからないが)、その時の参考にするかと言えば、まず「しない」。星新一的なプロットを思いついたとして、その時点でとても書けるものではないとボツにするだろう。たぶん星新一のプロットは星新一の文体とセットになっており、他の人が書いてもとても読めるものにはならないはずだ。


 前から気がついてはいるが、小説と短歌という二つのジャンルに全くの素人が二股かけて挑戦するというのは、甚だ無謀である。それに私の本来の活動は、キリスト教の勉強であったような気がする。
 短歌と詩をメインとしつつ(俳句には今のところ魅力を感じていない)、時々童話のような物語が書けたら一番いいのではないだろうか。すると、参考にすべきは宮沢賢治ということか?

広告を非表示にする