本の覚書

本と語学のはなし

4月4日(土)

 えげつなく諸々停滞してしまっているので、ブログを使い分けることにした。

 創作置き場を別に作った。今後、小説や詩などはそちらでひっそりやっていく。締め切りがなくても、月に一遍くらいは何かしら更新したい。
 そんな訳で、創作に向けて背中を押してくれた短編小説と短歌の主宰者様、スターや寸評でいろいろご教示いただいた皆様に感謝しつつ、静かに退場する。

 こちらのブログは元通り本と語学のはなしをメインにする。元通りの無味乾燥な記述に戻るため、今月の題詠が終わった頃、スターも非表示にする。
 話題はまた極端に偏るだろう。月に1冊くらいは小説を読むかもしれないが、和書は主に史的イエス、教会史、聖書、外典。外国語は、ヘブライ語とギリシア語で聖書、ラテン語アウグスティヌス、ドイツ語で新約学、フランス語で文学(フランス語だけは文学専用)、英語で文学または新約学。どう転んでも、9割方キリスト教の話にしかならない。


 元の木阿弥になったブログに不平もあるだろう。そこで諸君に相談である。
 画面の左上を見てほしい。ペンの印とHatena Blogのロゴがある。そのすぐ右、「本の覚書」(このブログのタイトルである)にカーソルを当ててプルダウンするとしよう。1行目に「ブログトップ」、2行目に「記事一覧」、3行目に「このブログについて」、4行目に「このブログのテーマを見る」と出てくる。それらはこの際無視するとして、問題は5行目だ。「読者をやめる」を見つけただろうか。
 意識を集中してよく見てほしい。見れば見るほど蠱惑的な輝きを帯びては来ないだろうか。さあ、もう迷うことはない。押したまえ。「よろしいですか」。馬鹿馬鹿しい。当然ではないか。チェックしてOKを押す。もう諸君の記憶に「本の覚書」などという言葉はない。仮に意識の閾を跨いでくることがあったとしても、もうそれは普通名詞としか認識されない。
 諸君の未来に栄光あれ。


Καὶ παραπορευόμενοι πρωΐ εἶδον τὴν συκῆν ἐξηραμμένην ἐκ ῥιζῶν. καὶ ἀναμνησθεὶς ὁ Πέτρος λέγει αὐτῷ· ῥαββί, ἴδε ἡ συκῆ ἣν κατηράσω ἐξήρανται. (Mk11:20-21)