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コー子ちゃんとすぎもとセンセイの聖書考古学 新約聖書編/杉本智俊

コー子ちゃんとすぎもとセンセイの聖書考古学 新約聖書編

コー子ちゃんとすぎもとセンセイの聖書考古学 新約聖書編

▼考古学の本というより、考古学者が考古学の知見にも触れつつ、イエスの時代の状況についてやさしく解説したもの。
▼杉本さんは考古学者である前にクリスチャンであり牧師であるようなので、聖書の記述を否定するようなことは一切言わない。考古学的にはイエス生誕の地をベツレヘムとする証拠は何もないはずだが、杉本さんが問題にするのは馬小屋とか飼葉桶のことであって、ベツレヘムで生まれたことは疑うべからざる当然の前提とされている。
▼コー子ちゃんは顔のイラストと一言程度の質問が小見出し代わりに使われるだけで、特別なキャラクターが与えられているわけではない。
▼写真が豊富でありがたいのだけど、サイズが小さくてモノクロなのが物足りない。だが鶏鳴教会に続く石段にはちょっと感動した。イエスもほぼ確実にそこを歩いただろうという。
▼参考までに。
 St. Peter in Gallicantu – BibleWalks.com


まず、聖墳墓教会に入って右側の階段をあがると、イエスが十字架につけられた丘、「ゴルゴタという所(「どくろ」と言われている場所)」(マタイの福音書27・33)の頂上を見ることができます。防弾ガラスでおおわれているので、触れることはできませんが、豪華に飾られた祭壇では、世界中から来た多くの人々が祈りをささげます。イエスの墓とされる場所は、教会に入って左に進んだところにあり、こちらもかなりきらびやかです。ここは、ギリシア正教カトリック教会などが聖地として管理していますが、彼らは自分たちが大切にしているものを飾ってあげたいという思いをもっています。華美を排して、理性的に礼拝しようとするプロテスタント教会とはかなり違いますね。(p.134)

▼私は今のところカトリックの端くれには違いないのだけど、まあ理性的云々は措いておくとしても、それがイエスの墓であるにしろないにしろ、できればイエス当時のままの姿を見てみたいというのは同感だ。
▼参考までに。
 Church of the Holy Sepulchre - Wikipedia

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