本の覚書

本と語学のはなし

聖書のボキャブラリー

▼だいぶ前に買った単語集を使って、聖書講読に必要なヘブライ語ギリシア語の単語を覚えることにした。前者は20回以上、後者は10回以上聖書に登場する単語が、頻度順に並べられている。
▼CDつきで便利だが、けっこうアメリカ訛りがあるように思う。一応CDに続いて声に出してはいるのだけど、この発音を真似するべきか否か悩むところ。
ギリシア語の不規則動詞の語幹は別途記憶しなくてはならない。私はその辺の基礎はできている。

新約聖書ギリシア語小辞典

新約聖書ギリシア語小辞典

  • 発売日: 2002/02/01
  • メディア: 新書
ギリシア語聖書は来年の内に一度全部目を通してしまいたい。今のペースでは無理なので、スピードアップが必要だ。
▼初歩的な文法に問題はない。鍵を握るのは語彙である。頻度10回以上と言わず、全ての単語に精通しておきたい。職場には、メインの本とともに『新約聖書ギリシア語小辞典』を持って行く。これまでの人生の中でやった経験はないが、辞書の通読に挑戦してみたい。

▼そもそも私は単語の暗記という無機質な勉強が、苦手というか徹底的に嫌いである。これまでで唯一成功したのは、社会人になってから使った英語の『DUO 3.0』(アイシーピー)という教材だけだ。あれは例文がよくできていて、復習用と暗記用のCDがまたよくできていたので、通勤の車の中で繰り返し聞いて耳から覚えることができたのだ。
▼それに比べると、ヘブライ語ギリシア語の単語集は実に無味乾燥の教材で、継続できるかかなり心配である。
▼辞書好きなので辞書の通読の方はちょっと楽しみ。でもやっぱり途中で飽きるだろうな。