本の覚書

本と語学のはなし

ボヴァリー夫人


 今年最初の読書は『ボヴァリー夫人』。フランス語には半月以上触れていなかった。

 Si Charles l’avait voulu cepandant, s’il s’en fût douté, si son regard, une seule fois, fût venu à rencontre de sa pensée, il lui semblait qu’une abondance subite se serait détachée de son cœur, comme tombe la récolte d’un espalier quand on y porte la main. Mais, à mesure que se serrait davantage l’intimité de leur vie, un détachement intérieur se faisait qui la déliait de lui. (p.91-92)

 しかし、シャルルさえその気になってくれたら、察してくれたら、ただの一度でもシャルルの眼が自分の胸の思いとしっくり遇ったら、ちょうど熟れた果実が手をふれると垣から落ちるように、たちまちにあふれる思いが、この胸からもげて落ちるのにと思われた。しかし、ふたりの生活がだんだん密接になるにつれ、ある心のへだたりが彼女をシャルルから引き離して行った。(p.51)


 フランス語(カナダ)のキーボードからは「œ」や「æ」の合字を入力できるけど、フランス語(フランス)からはできないのだろうか。

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