本の覚書

本と語学のはなし

『20世紀イギリス短篇選(上)』


●『20世紀イギリス短篇選(上)』(小野寺健編訳、岩波文庫
 上巻ではほぼ第2次大戦中までの作品を集めている。モーム、フォースター、ウルフ、ジョイス、ロレンスらよく知られた作家だけでなく、ふだんほとんど読む機会のない人たちまで紹介されている。並べてみると、帝国主義や戦争の影やらイギリスらしさみたいなものも感じられる。よい企画だと思う。
 個人的に好きなのはジョイス・ケアリーの「脱走」。仕事や家族から遁走するというだけで、私の評価は無条件に甘くなる。


20世紀イギリス短篇選〈上〉 (岩波文庫)

20世紀イギリス短篇選〈上〉 (岩波文庫)

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