本の覚書

本と語学のはなし

The Republic


 久々にギリシア文字の入力をしてみたいというだけの理由で、プラトンの『国家』から原文と藤沢令夫訳(岩波文庫)を抜き書き。

σκοπεῖσθαι δέ, ὦ εὐηθέστατε Σώκρατες, οὑτωσὶ χρή, ὃτι δίκαιος ἀνὴρ ἀδίκου πανταχοῦ ἔλαττον ἔχει. (343D)

それにまた、お人好しの本尊のソクラテスよ、正しい人間はいつの場合にも不正な人間にひけをとるものだということを、次のようなことから考えてみるがよい。 (p.65)


 「お人好しの本尊」というのは、形容詞の最上級に含まれる皮肉を表現した訳だろう。英訳ではこの呼びかけ全体を「my simple-minded Socrates」としていて、同じようなニュアンスを my で表現しているようである。


 ツイッターは1週間も続かなかった。飽きやすい性分なのだ。しかし、思いついたことを直ぐに文字にするというのは悪くない。メモ用紙にでも書きつけておいて(手帳に残そうと考えると直ぐに嫌になるだろう)、そのままの形でもいいし、加工したり組み合わせたりしてもいい、当日でも後日でもいいが、ブログの中で使うというシステムを採用してみよう。メモは用が済んだら棄てればいい。
 将来再開する可能性もなくはないが、ブログとの両立は面倒くさいので、その時はツイッターだけに専念することになるだろう。ツイッターが生き残るかどうかはよく分からないけど。