本の覚書

本と語学のはなし

英文解釈その1


★古谷専三『英語のくわしい研究法』(たかち出版)
★古谷専三『英文の分析的考え方18講 ―英文解釈古谷メソッド― 完結篇』(たかち出版)
柳瀬尚紀『猫舌流英語練習帖』(平凡社新書


 古谷専三はエリオットの専門家で、薬袋善郎の師匠。解説が異常に詳しいようだ。
 『猫舌流』の柳瀬尚紀は、『吾輩は猫である』を読む日本人が減ったことを、日本語のために憂えているようだ。


 昼休みに奈良裕明『1週間でマスター 小説を書くならこの作品に学べ! 小説のメソッド2〈実践編〉』(雷鳥社)を始める。谷崎の『青い花』が引用されている。中学時代にこういうのをクラクラしながら読んでいたこともあったなぁ。
 地元文芸誌の選者4人の選評を読む。元国語の教師を除いて、誤字、誤用、不自然な日本語がちらほら。「ご寛容ください」という言い方はするのだろうか*1。「ご寛恕」の間違いではないかと担当者に言ったが、彼は「寛恕」という言葉を知らなかった。知らないけれど、「寛恕」に直していた。
 今月から、勤務時間が終わったら直ちに帰宅することにした。

*1:インターネットで検索すると、このフレーズを使っている人も結構いる。