現代日本文学を読む試みは未だ終わってないのだけど、用意したものに全部目を通すのも馬鹿らしくなってきたし、結論はほぼ出ているので、ここらへんで一応の総括をしておこう。
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短編小説を書くための参考として読み始めたが、小説は書かない。書くならエッセーのようなものにするべきで、それなら須賀敦子を読み込むべし。武田百合子(未読)は、真似はできないし、してはならないのだろうが、読むべし。
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金原ひとみと綿矢りさと島本理生は、作家としての成長を見てみよう(飽きるまで)。
大江健三郎(未読)と池澤夏樹と絲山秋子は、もう少し読んでみよう。絲山はまだそんなに作品がたくさんあるわけではないし、追ってみてもいい。
村上春樹は、主要作品を押さえておこう。
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今後は哲学を中心に引き戻す。
文学はもっぱら古典の名作を。日本文学なら、森鴎外、夏目漱石、宮澤賢治、芥川龍之介、志賀直哉。外国文学なら、シェイクスピア、ドストエフスキー、カフカあたり。
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私は全然小説読みなんかではない。今回の試みは、結局のところ、同時代の日本文学は読まなくてもいいと確認する作業であったのだ。