本の覚書

本と語学のはなし

2010-06-17から1日間の記事一覧

予定

これからの詩の予定。 既に読み始めている『リルケ詩集』は継続。翻訳でもっているもの(ボードレールとヴェルレーヌ)、これから買う予定のもの(ランボーとヴァレリー)も、少しずつ読むことにする。 しかし、あくまで中心は原文の鑑賞だ。これまでギリシ…

『ドゥイノの悲歌』

●リルケ『ドゥイノの悲歌』(手塚富雄訳、岩波文庫) 10年の歳月をかけて書かれた10篇のエレジー。もちろん毎日コツコツ執筆したのではない。その多くは長い沈黙の期間であった。厳しい芸術的態度で書かれただけあって、難解極まる。幸いに詳細な注釈がつい…