宇宙が生き物であるとしても、木や植物のように自然によって操られる物体であるとしても、宇宙にはそのはじめから終末に至るまで、なすべきことも、こうむるべきことも、すべてが封じ込められている。例えば、精子の中には将来の人間のすべての計画が包括されており、まだ生まれていない子供でも髭や白髪が生える法則を持っている。そこには身体全体や続いて起こる成長の概要が、かすかに隠された形で存在するからである。それと同様に、宇宙の始まりには、太陽や月や星々の交代や生き物の誕生とともに、地上の物体が交代させられてきた転変も含まれていた。大洪水もその一つであり、冬や夏と同様に宇宙の法則に従ってやって来る。(p.179)
これはストア派の説であるらしい。古代人のアイディアといっても、なかなか馬鹿には出来ないのである。
ただ引用だけでもよいと思う。それを発展させなくてはならないとか、気の利いたコメントを加えなければならないとか、そんな縛りはいらない。
ただ、あまりに引用しすぎて法に触れることのないようにしなくてはならないが。
