- 作者:ウィリアム・シェイクスピア
- 発売日: 1983/10/01
- メディア: 新書
最後はエリザベスの洗礼式で終わり、クランマーによって彼女の次の王(もうチューダー朝ではなくなるが)の繁栄までもが予言される。
シェイクスピアとフレッチャーの合作という説が有力である(『二人の貴公子』もこの二人の作品であった)。
ジェイムズ一世の娘エリザベスとパラタイン選帝侯との結婚のために書かれたとも言われる。この結婚はプロテスタント勢力の同盟を意味したようで、没落するキャサリン(アラゴン王フェルナンドとカスティリャ女王イサベルの娘)とウルジーは旧教側、出世するアン・ブーリンとクランマーは新教側でもある。
ただし、劇の中でどちらかに肩入れしているようには見えない。シェイクスピアはカトリックだったのではないかとも言われているようだ。
ウルジーの後に大法官になったのは、『ユートピア』を書いたトマス・モアである(『ヘンリー八世』にも登場する)。彼はカトリックとして、王とアン・ブーリンの結婚式に欠席し、大法官を辞任し、王の出した首長令に反対し、反逆者として処刑される。
小田島訳のシェイクスピア全集はこれで終わるが、シェイクスピアにはもう一つ歴史劇があったとされる。それが『サー・トマス・モア』である。
次はモアの没落を読むことにする。
【家庭菜園】
昨日の作業。
Eの畝下(正確には、タマネギ収穫後にそうなる予定のところ)にマリーゴールド定植。3月31日にセルトレイに種をまき、4月23日にポットに植え替えたものだが、そろそろ9cmポットでは窮屈になっていた。
Cのマリーゴールドの購入苗は花を咲かせ始めた。買ったときから今にも咲きそうだった。自分で育てた苗の方も、間もなく開花するだろう。
Aのシュンギク、BとCのダイコンを間引く。ダイコンの間引き菜は食卓へ。
Dのサニーレタスの外葉をかいて、初収穫。
ポットでツルムラサキとキュウリ、セルトレイでつるなしインゲンとラッカセイとカラシナの育苗を開始。
自分で育苗できそうなものは全部試してみる。虫の被害やこれからの長雨がどうも気になる。
上手くいきそうならば、今後は可能な限り直播きを避けるかもしれない。そうなれば、自ずと作付け計画にも変化が生じるだろう。