本の覚書

本と語学のはなし

体重と体型が思い通りになる魔法の食事&トレーニング/ひなこだよ

 ダイエットのためには食事管理が10割ということで、摂取カロリーと消費カロリーの数字、必要な栄養素の数字を細かく意識させてくれる。
 ダイエットにまつわる常識の多くは都市伝説の類いであると言う。例えば一般に朝食をしっかり食べ、夕食は軽めにと言われているが、むしろ朝食をがっつり食べる方が太りやすいし、夜食べると太るということも科学的根拠に乏しいようだ(池谷メソッドにも出てくる BMAL1 の作用もここでは否定されている)。
 要は、いつ食べるかなど気にせず、カロリーの出入と栄養のバランスをきっちり把握していればよいらしい。


 トレーニングの部で紹介されているのは、筋トレである。ダイエット効果のみを考えれば、有酸素運動より筋トレの方が効率的である。走るのが苦手なら無理にジョギングなどをする必要はない。
 器具を使わずに出来る自重トレーニングが主であるし(ダンベル、チューブ、プッシュアップバーはあった方が効果的。腹筋ローラーやトレーニングベンチはお好みで)、週に2回か3回で十分だし、一見簡単そうに見える。しかし、休養日をもうけるのは筋肉の回復と成長のためである。筋トレをする日には相当に追い込む必要があるのだ。本気でやろうと思ったら、かなりきついだろう。
 ツイッターで一緒にトレーニングが出来るようなので、この本でダイエットしようとしたけど挫けそうだという人は、そちらも見てみるのがいいのかも知れない。