本の覚書

本と語学のはなし

内臓脂肪を落とす最強メソッド/池谷敏郎

 内臓脂肪とは何であり、そのリスクとは何であるのかといった話から始まり、内臓脂肪を落とす上で最も重要な食のアドバイスに移る。
 ほとんどどこかで聞いたことがあるような方法ばかりであるが、特徴としては一見かなり楽そうに見えること。摂取カロリーを減らしながら、上手にやりくりして栄養も摂り、スイーツもお酒も楽しもうというものである。恐らくは、ふつうはそのやりくりが上手く出来ないのだろうけど。
 運動も大してやらなくてよい。推奨されているのは著者が開発したゾンビ体操というもの。手をブラブラさせながら足でその場ジョギングをするというもので、1回5分足らずの簡単な動作で10分のウォーキングと同等の運動量になるという。YouTube で著者自身が実演しているのを見ることが出来る。
 最後に痩せる生活習慣が紹介される。これもどこかで聞いたことがあるようなものばかりである。少しだけプチ筋トレにも触れている。著者自身はジムに通いハードにトレーニングしているのだから、ここをもうちょっと強調してもいいと思うのだが、池谷メソッドは楽にできるのが売りであるから、きつそうなことは掘り下げられない。


 私のダイエットは5か月ほど続いている。
 先ずは食事を減らすところから始めた。食べ過ぎていた分を削っただけで、無理な食事制限はしてないが、それだけで予想以上に痩せてきた。食に対する執着心が薄ければ、ダイエットはずいぶん簡単なことであるようだ。少ない量でも必要十分な栄養をバランスよく摂るために、これから栄養学の基礎を学んでみたい。
 暑さが和らいだ頃から、自宅でダンベルを用いて筋トレを始めた。筋トレと言うよりはダンベル体操に近いかも知れない。それでも目に見えて体つきが変わってきたし、減量も加速してきた。標準体重まであと少しである。
 難しいのはダイエットを辞めるときだろう。トレーニングを続けながら、体重を増やしも減らしもしないために、カロリーの摂取と消費がうまくバランスする点を探らなくてはならない。