本の覚書

本と語学のはなし

面接


 某ビル会社の面接を受けてきた。社長とその息子と思われる専務が面接官であったが、二人とも割と誠実そうで、過去のことを根掘り葉掘り聞くこともなく、主に業務の説明をして、質問に答えてくれただけだった。もともと意地の悪い面接をする人たちではないだろうから、和やかな雰囲気だったというだけで結果を推し測ることはできない。
 職種は一応警備員だが、病院の宿直請負と思った方がよい。病院事務員時代の経験が有利に働いてくれるかどうか。仕事は想像していたよりも少し忙しいかもしれない。勤務体系はシミュレーション通りだった。生活のリズムに不安がなくもない。しかし、後のことは結果が出てから心配することにしよう。


 これまでの就職活動のまとめ。

2010年9月 大学の非常勤英語指導員…書類選考で不合格
2010年11月 塾の正社員講師…音沙汰なし
2010年12月 大学の期間限定パート事務員…書類選考の後、面接で不合格
2010年12月 塾の非常勤講師…書類選考なし、試験・面接で合格
 ※2012年7月に退職予定
2011年3月 学校の非常勤講師…紹介により書類選考なし、面接で合格
 ※2012年3月に退職
2011年11月 新聞社のパート事務員…書類選考で不合格
2012年1月 専門学校の正社員講師…書類選考で不合格
2012年4月 協議会の正社員事務員…書類選考なし、面接で辞退・不合格
2012年5月 施設の正社員事務員兼介護士…書類選考なし、面接で不合格
2012年6月 工場のパート検査員…書類選考で不合格
2012年6月 ビル会社の正社員警備員…書類選考なし、面接で?


 面接後、市民センターでフローベールの『三つの物語』を読み始める。ルーアン大聖堂の北門欄間彫刻の写真が載っている。「サロメの踊と洗者ヨハネの斬首」と説明がある。なぜ『ボヴァリー夫人』では「マリアンヌの踊り」と書かれていたのだろうか。*1
 その後図書館に行き、うたた寝をしたり、西洋服飾史の本を眺めたり、気になる日本古典文学を拾い読みしたりした。