●間宮陽介『市場社会の思想史 「自由」をどう解釈するか』(中公新書)
「経済思想の歴史は「自由」をめぐる諸派の葛藤の歴史だったといっても過言ではない」(164頁)という視点から書かれた、小さな経済思想史。アダム・スミスからケインズあたりまでを概観する。もともとは放送大学のテキストだったそうで、これまであまり注目して来なかった分野ということもあり、軽快に読み進めることはできなかった。
今後、経済思想史はもう少し深く学びたい。岩波文庫の白帯も読まなければいけない。
- 作者:間宮 陽介
- メディア: 新書