本の覚書

本と語学のはなし

『市場社会の思想史』 〔32〕


●間宮陽介『市場社会の思想史 「自由」をどう解釈するか』(中公新書
 「経済思想の歴史は「自由」をめぐる諸派の葛藤の歴史だったといっても過言ではない」(164頁)という視点から書かれた、小さな経済思想史アダム・スミスからケインズあたりまでを概観する。もともとは放送大学のテキストだったそうで、これまであまり注目して来なかった分野ということもあり、軽快に読み進めることはできなかった。
 今後、経済思想史はもう少し深く学びたい。岩波文庫の白帯も読まなければいけない。