本の覚書

本と語学のはなし

冷戦終結と金融工学


 今朝の日経一面の特集記事「金融資本主義の誤算2」より。

 〔投資銀行は〕当初は株式の売買の取り次ぎやM&A(合併・買収)など低リスクの業務が多かった。
 転機は七五年の株式委託手数料の自由化。投資銀行の経営環境は悪化し、それを救ったのは冷戦終結だった。軍事関係に携わった技術者がウォール街に流れ、複雑な金融商品を開発。株価指数先物など個人にもなじみのある商品の発達も冷戦終結を抜きに語れない。


 ところで、この記事とは全く関係ない(こともない)けど、日経の日本語って下手くそなのではないだろうか。例えば今朝の「春秋」は「早く手を打たないと……。」という文句で終わっているけど、読んでる方は顔から火が出るほど恥ずかしくなる。