本の覚書

本と語学のはなし

初ジョギング


 極端な寝不足のため、早朝ジョギングはまたもやできない。いくら時間がないとはいえ、朝が苦手なのだから無理のある計画だった。
 そこで、夕方に切り替えて走ってみた。我が家から1キロ弱、大きな総合病院を過ぎた田んぼの真ん中に、税金の無駄遣いとしか思えないような遊歩道がある。400メートルほど行くと住宅街に入るので、そこで折り返す。30分走って、距離はおよそ3キロ(帰り道、自宅のちょっと手前で歩いてしまったが、それ以外にはウォーキングを交えることはなかった)。最初としてはこんなものじゃないだろうか。と言うより、中学卒業以来、体育の授業を除けばまったく何のスポーツもして来なかったのだから、これだけでも上出来である。毎日歩いた賜物だろう。
 先ずはスピードよりも、1時間走れるようになるのが目標。最終的には、その時間で10キロの距離に到達したい(毎日そのペースで走りたいということではない)。


 雨の時はどうするか。無理して走らなくてもいいのか、雨具を着て走るのか、有料(150円)だけど市民体育館の走路を利用するのか。
 雪が降りだしたら外で走るという選択肢はない。体育館に行くか、歩くか、水泳に切り替えるか、何もしないかである。


 図書館通いは止めようかと思う。
 図書館に通っていた理由は、第一に、歩いて通うことで運動不足の解消をすること。これはジョギングに置き換えられる。
 第二に、日経新聞が読める。自分で購読を始めてしまった。
 第三に、冷房がきいている。もう夏は終わった。
 第四に、集中できる。確かにこれは魅力的だ。「ニューズウィーク」や「ディプロマティク」を強制的に読む環境を作ったのが、この半年の一番の手柄である。それに、家でしか勉強しないとリズムが失われる可能性はある。
 第五に、多少とも人との接触がある。図書館に行ったからといって誰と話すわけでもないのだが、通い続けていればひょっとしたら司書の誰かと懇意になることだってあるのかもしれない。ジョギングに打ち込んでいると、もう後戻りができないくらい孤独な人間になりそう。
 しかし時間が惜しい。