本の覚書

本と語学のはなし

4月


◆新生活は理想的なスタートを切った。図書館に徒歩で通いながら生活のリズムを確立したのが、最大の収穫。最初の内は体力に不安を覚えたり、肩こりに悩まされたり、集中力が続かなかったりしたが、今はきわめて順調。

◆薬袋善郎と行方昭夫の本で、英文解釈に力を注ぐ。基本は出来ていることを確認した。使用する参考書の数を予定より減らし、今後はゆっくりじっくり学ぶことにする。

◆通信講座は一回目の課題を提出してから、俄然やる気が出てきた。改めて翻訳を志すことにしてよかったと思う。

◆単語やフレーズ集にたっぷり一時間を割いている。暫くこれを継続した後、文法書の通読から作文へと移行する予定。

◆「ニューズウィーク」と「ル・モンド」はかなり読めるようになってきた。来月末には、しっかり内容を理解しながら、現在の倍のスピードで読むこと。最終的には三倍が目標。

◆文学の原典講読はちびちびとしか進まなかった。来月は英語とフランス語に力を入れる。『月と六ペンス』は三分の二以上読むこと。『異邦人』は読了すること。ドイツ語は時間割の中には入っていないけれど、休日くらいはこっそり『変身』を読みたい。ギリシア語とラテン語の再開の予定は今のところなし。

金融はこれから本格的に学ぶ。4月は「日経ヴェリタス」を読む習慣ができたことだけで満足しておこう。

◆文学を読む余裕がちょっとだけできる。もっと文学を。

◆4月に読んだ本は偏りすぎている。今月の一冊は薬袋善郎『英語リーディングの真実』(研究社)。


【4月の読了本】
●若林秀樹『ヘッジファンドの真実』(洋泉社
●Louis Sacher『Holes』(Yearling)
●宮崎伸治『英語うまいと言われる和訳の技術』(KAWADE夢新書)
エドワード・ゴーリー『おぞましい二人』(柴田元幸訳,河出書房新社
●植田一三『発信型英語10000語レベルスーパーボキャビル』(ベレ出版)
●薬袋善郎『英語リーディングの真実』(研究社)
太田直子『字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ』(光文社新書
丸山真男加藤周一『翻訳と日本の近代』(岩波新書
柳父章翻訳語成立事情』(岩波新書
●薬袋善郎『思考力をみがく英文精読講義』(研究社)
●鈴木直『輸入学問の功罪 この翻訳わかりますか?』(ちくま新書)
●行方昭夫『英語の発想がよくわかる表現50』(岩波ジュニア新書)
鴻巣友季子『明治大正翻訳ワンダーランド』(新潮新書
村上春樹柴田元幸『翻訳夜話』(文春新書)
●行方昭夫『英文の読み方』(岩波新書
●柴田真一『使える金融英語100のフレーズ』(東洋経済新報社