- 作者:ウィリアム・シェイクスピア
- 発売日: 1983/10/01
- メディア: 新書
昔は人気の作品であったようだ。1633年にはチャールズ一世とその王妃の御前で上演され、好評を得たという。その2日後には、フレッチャーによる続編『馴らされた馴らし屋』が御前上演された。これは「じゃじゃ馬」の死後、再婚したペトルーチオが逆に散々な目に遭うというもの。もしかしたら、当時の人にもバランスを取る必要が感じられていたのかもしれない。このような解釈によって、『じゃじゃ馬ならし』が初めて喜劇として成立するのかもしれない。