本の覚書

本と語学のはなし

何一つ救いから除外されなかった【ドイツ語】

Das Neue Testament

Das Neue Testament

  • 作者:Theissen, Gerd
  • 発売日: 2015/06/01
  • メディア: ペーパーバック

Auch hier kam eine fundamentale Grundentscheidung zum Durchbruch: nicht nur die Akzeptanz der Welt, sondern des ganzen menschlichen Lebens. Wenn Gott (bei der Inkarnation seines Sohnes) menschliches Leben vorbehaltlos auf sich genommen hat – entschließlich Leiblichkeit und Tod, dann wurde damit auch das ganze menschliche Leben akzeptiert und nichts wurde vom Heil ausgeklammert. Das unbedingte Ja zum Menschen in seiner vollen Existenz wurde in mythischer Form als Kampf gegen die doketische 《Irrlehre》 ausgesprochen. (p.121)

この点でも、一つの根本的な決断が遂行されたのである。それは世界を受け入れるというだけではない。人間の生全体を受け入れるということでもある。もし神が(自らの子を受肉させることによって)肉体性と死も含む人間としての生を何の留保もなしに自分の身に引き受けたのであれば、そのことによって人間の身体全体、生全体も神によって受け入れられたのであり、何一つ救いから除外されなかったのである。現にあるがままの人間に対する無条件的な肯定が神話の形で語られると、仮現論的「謬説」に対する闘いという話になるのである。(p.269)

 新約聖書の正典結集の過程で、グノーシス的な仮現論(ドケティズム)が排除される様子を語ったところからの引用。
 翻訳は増補改訂版(訳者が著者から個人的に渡された原稿)からのものであり、ここでもドイツ語の原文に若干の相違はあるかもしれないが(「人間の身体全体」は加筆か?)、大幅に異なる文章にはなっていない。


 あと3ページほどでタイセンの『新約聖書』を終える。
 次は読みかけのエンデの『モモ』にしようか。


 先日古文を復活させたと書いたが、さすがに余裕はなさそうなので、恐らく続かない。
 文語訳聖書はどうだろう。結局フランシスコ会訳に戻るのだろうか。


【筋トレ】
 少し調子を取り戻し始めている。
 前回は肩と三頭筋。肩は久し振りなのだけど、ショルダープレスとサイドレイズをやっただけで、一回り大きくなったような気がする。触り心地が全く違う。


【家庭菜園】
 雨の止んだ隙を狙って、苗カバーを外す。
 6月22日に播種した茶豆とエンサイ。畝をちょっと伸ばして、間引いたエンサイを移植する。当初3株育てる予定だったのが、結局5株に増えた。
 6月30日に播種したつるなしインゲン。成長がすこぶる早い。同じ日に種をまいたツルムラサキはようやく2つ発芽した(1晩水に浸けた種を、3か所で合計12粒まいた。その内のわずかに2つである)。しかし順調に生育するようには見受けられない。まだカバーは外さない。再度種をまくか、場合によっては畝全部をつるなしインゲンにしてしまうかもしれない。
 6月18日に播種したマリーゴールド。4か所中1つは欠株となり(ヨトウムシの仕業である)、残る3つで4本生き残った。欠株のところに1本移植する。サルビアは発芽率が悪い上に、ほとんど成長しないが、カバーは外す。


 ペットボトルキャップの構造的な問題なのか、雨が降りすぎる天候の問題なのか分からないが、実験の経過は芳しくはない。
 もう少し推移を観察するべきだし、秋にまた実験してみるべきだろう。
 あるいは、場所を取るのが難点だが、小さな葉物野菜にも苗カバーを使ってもいいのかもしれない。


 キュウリのうどん粉病は、放置していたら株全体に広がってしまった。元気が無くなってきた。早めに終了することになりそうだ。
 来年は初期段階での丁寧な対応を心がけよう。あるいは秋キュウリに挑戦してみるか。


 トマトの3本仕立てなど考えるのはまだ早い。せいぜい2本にしておこうと考え直す。
 ゴーヤーは蔓ばかり伸びるけれど一向に実が付く気配がない。大丈夫かしらん。
 貰いもののトウガラシの苗が全部順調に育ってきた。超密植を避けるため、移植して3か所にばらした。最近移植ばかりしている。段々と上手くなってきた気はするが、そもそも移植なんてしなくていいような植え方、種まきの仕方をするべきなのだろう。


 初めてエダマメの収穫を行う。
 頗るよくできたとは言えないかもしれないが、採りたてを直ぐに茹でたものは、何ものにも勝る。


 来年の計画をあれこれ考えている。
 基本的には不耕起で、畝の表面10センチを均す以上のことはなるべくしたくない。ポリマルチは使わず、草や藁でマルチングする。トンネルはかけず、苗カバーやペットボトルキャップを使用する。密植は避け、ゆったり育てる。
 作物の選定基準は、手間がかからないこと。発芽の心配があまりないこと。病気や害虫に強いこと。肥料が少なくても育つこと。