本の覚書

本と語学のはなし

『2011年度版 新潟県公立高校入試問題集』


●『2011年度版 新潟県公立高校入試問題集』(新潟日報事業社)
 過去5年分の高校入試問題を解いてみた。自分が高校受験をした頃を何となく思い出したが、当時と問題の傾向はほとんど変わっていないような気がする。


【英語】
 現在の私にとっては一番簡単。
 リスニング問題は新潟日報事業社のホームページで聞くことができる。*1非標準的な発音のような気がするが、かえって日本人には聞きやすいかも。


【国語】
 比較的簡単。
 古文は前半が現代語、後半が部分的に現代語訳のルビを振った原文という構成になっている。現代語は導入部の要約や後半の古文を引用する評論文だったりする。その現代語のところからも出題されるので、純粋な古文問題の比率は低い。


【数学】
 おおむね出来る。しかし、空間把握はちょっと苦手だ。補助線を引いてみる発想のしなやかさにも欠ける。幾何学的な才能はない。


【社会】
 地理は資料を読む作業が多いので助かる。しかし、知識を問われる場面でも常識的な内容が多いので簡単。歴史と公民はおおむね出来るが、時々言葉が出てこなかったり、細かいところがあやふやだったりする。


【理科】
 最初は全く分からなかったので参考書を見ながら回答していたけど、5年分もやっていると段々知識も身についてくる。化学と物理の力学分野は得意にさえなった。電磁誘導とか天体とかはまだ今一つ。


 以上を踏まえると、もし私が塾で中学生に教えるなら、まず英語と国語である。社会と数学はちょっと努力を要する。理科はどうにか中学生レベルの知識は身に付くかもしれないが、断じて教えるべきではない。

新潟県公立高校入試問題集 2011年度版

新潟県公立高校入試問題集 2011年度版

  • 発売日: 2010/06/01
  • メディア: 単行本