本の覚書

本と語学のはなし

時間割変更


 今日から新時間割を実践する。午前中がちょっとタイトになった。道元と聖書は後ろに回してもいいのかもしれない。
 語学は結局英語とフランス語に専念しようと思う。ドイツ語の需要も出てくるとは思うが、私の方が追い付かない。
 写真は私が卒業した高校の体育館とグラウンド。


【午前】
◆ネットで「On the Media」と「France2」の夜のニュースを一部視聴。
◆通信講座で金融英語の短文を翻訳。この分野は得意かも。
◆通信講座に時間をかけたので、モーパッサンは少々。マダム・フォレスティエが着想して得意になった文章。

 Eh bien, mon cher, pour atteindre l’Afrique, il faut subir, pendant quarante heures, une autre sorte de vomitif irrésistible, selon la formule de la Compagnie Transatlantique.

 さて、アフリカに達するためには四十時間の間、別の種類のやはり抗し難い吐剤を、大西洋汽船会社の処方による吐剤を、我慢しなければならぬ。(杉訳上74頁)


 船酔いのことを言っている。しかし何という翻訳だろう。
◆数学に取り掛かる。今さら数Ⅰから始めなくてもいいのだが、飛ばすと気分が悪くなりそうなので、式の展開や因数分解をやってみる。

 さァ,これから数学Ⅰ・Aの講義を始めるよ! 少し緊張してるって? 大丈夫。これから,この数学Ⅰ・Aをスバラシク親切に解説していくから,これまで数学嫌いだった人も必ず数学が好きになると思うよ!(6頁)


 駄目な生徒になった気分。
 解説は確かに親切すぎるほど親切だ。したがって、本当の数学的美学は損なわれている。これで分かったからと言って、自分は数学好きなのだと勘違いしない方が身のためだ。
◆日本史、道元、聖書。


【図書館】
◆『金融英語』を少々と通信講座の予習。
◆「ニューズウィーク」はこのところ経済記事がメインなのでありがたい。グリーンスパンが結構批判されている。そもそも今週の表紙では、「Blame it on him !」と書かれた黒い矢印が彼の頭に突き刺さろうとしている。
◆「ディプロマティク」は未だに9月号(10月号は届かない。金融の混乱と何か関係があるかしら)。すらすら読める文章もあるが、何が言いたいのかさっぱり掴めないものもある。文法的な問題とは全く関係がない。フランスでは今でもそういう作法が流通しているのだ。今日はフランスを呪いながら読んでいた。
◆「日経新聞」も時間をかけてていねいに読む。


【夕食後】
藤巻健史『マネーはこう掴む 個人で使えるデリバティブ』(光文社)を読む。この人は今どれだけ含み損を抱えているのだろう。