今回は、沖縄、大学の礼拝堂、そして聖公会に力を入れているようだ。
八木谷涼子がこの世界に入ったのは、英文学に登場する聖公会に興味を抱いたのがきっかけだったようだから(『なんでもわかるキリスト教大事典』参照)、聖公会が目立つように感じるのは彼女の趣味であるかもしれない。私は今一つ聖公会の存在意義を理解できていないので、勉強してみなくてはいけない。
私の出発点は、小学生の時、イタリア人神父が聖母幼稚園でやっていた英会話教室にほんの少しだけ通って、時々礼拝堂などにも出入りしていたところにあるので、どうしてもカトリックの教会に懐かしさを覚える。
組合派のプロテスタント教会に行ってみようかと思ってた時期もあったが(そういえば、行こうと思っていた教会の牧師さんの名を、この本の中に見つけた。当時は別の地域でチャプレンをやっていたのである)、当面在宅のカトリックを続けることにした。