本の覚書

本と語学のはなし

2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

辞書・ファイナンス

★『ロワイヤル仏和中辞典 第2版』(旺文社) ★安藤進『ちょっと検索! 翻訳に役立つGoogle表現検索テクニック』(丸善) ★黒沼悦郎『金融商品取引法 第2版』(日経文庫) ★真壁昭夫『はじめての金融工学』(講談社現代新書) ★ドージェ・ブローディ『ビジ…

『翻訳と日本の近代』

●丸山真男・加藤周一『翻訳と日本の近代』(岩波新書) あとがきによれば、日本近代思想体系15『翻訳の思想』(岩波書店)の編集のために、加藤が丸山に質問を発し、丸山が応えた内容を整理したのが、この本である。 初めから出版を意図した対談というもので…

ロワイヤル2

☆『100のフレーズ』『英文精読講義』 ☆「イングリッシュ・プラス」 ☆「ニューズウィーク」「ル・モンド」 ☆『月と六ペンス』『異邦人』『変身』 ☆『翻訳と日本の近代』『翻訳語成立事情』「梅花」 丸山真男・加藤周一『翻訳と日本の近代』を読了し、柳父章『…

☆『100のフレーズ』『英文精読講義』 ☆「イングリッシュ・プラス」 ☆「ニューズウィーク」「ル・モンド」 ☆『月と六ペンス』『異邦人』『実践理性批判』 ☆『翻訳と日本の近代』 最初の頃に較べるとだいぶ集中力が増してきた。修正した時間割もなかなかよい。…

『字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ』

●太田直子『字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ』(光文社新書) 字幕屋の著者が、その言語感覚にひっかかるおかしな日本語を斬ったり、業界の裏話を教えてくれたりする楽しいエッセー。 私は映像翻訳にはまったく興味がないのだが、翻訳の勉強をすると…

『英語リーディングの真実』

●薬袋善郎『英語リーディングの真実』(研究社) ほとんどの文章が「タイム」と「ニューズウィーク」からとられているが、速読のすすめや、情報の背景の解説でしかない時事英語指南本とは違って、あくまで正確に英語を読むことを目的とする。 悠長な英文解釈…

『発信型英語10000語レベルスーパーボキャビル』

●植田一三『発信型英語10000語レベルスーパーボキャビル』(ベレ出版) 別売のCDを聞いただけ。全部覚えれば、「ニューズウィーク」も相当軽くなるだろうとは思うけど、例文もないのでなかなか定着はしない。 昔から単語集は苦手だ。実際の文章の中でどう用…

☆『ボキャビル』『100のフレーズ』『真実』『英文精読講義』 ☆「ニューズウィーク」「ル・モンド」 ☆『月と六ペンス』『異邦人』 ☆『字幕屋』『翻訳と日本の近代』「梅花」 ☆「ヴェリタス」 植田一三『発信型英語10000語レベルスーパーボキャビル』を終える…

週休一日

☆『ボキャビル』『英文構成法』『真実』 ☆「ニューズウィーク」「ル・モンド」 ☆『月と六ペンス』『異邦人』『変身』 ☆『字幕屋』「梅花」 火曜日は休日にするという当初の予定を変更して、通常通りの勉強に取り掛かる。 午前中、少し寝てしまう。病気ではな…

『おぞましい二人』

●エドワード・ゴーリー『おぞましい二人』(柴田元幸訳,河出書房新社) 図書館では美術書に分類されている。おぞましい絵本。現実の犯罪に取材したものだという。 本を開くと、右のページに絵、左のページ上部に原文、下部に柴田訳が載っている。 最初の殺…

『英語うまいと言われる和訳の技術』

●宮崎伸治『英語うまいと言われる和訳の技術』(KAWADE夢新書) 厚めの本を読む時間はないけど、翻訳技術に興味があって、ちょっとのぞいて見たいという人向け。あっという間に読み終わる。 実際にはあまり役に立ちそうにない。技術がどうこうと言うのではな…

『Holes』

●Louis Sacher『Holes』(Yearling) 児童文学なので比較的読みやすいし、内容も面白い。最初のペーパーバック向き。 罪を犯した子どもたちが更正のために延々穴を掘り続けるのだが、そこには隠された意図があった。子どもらの先祖たちの物語も交錯しつつ、…

休日

*『真実』 *『ホールズ』『月と六ペンス』『異邦人』『変身』 *『和訳の技術』『おぞましい二人』『字幕屋』「梅花」 *「ヴェリタス」 月曜日は図書館が休みなので、それに合わせて私も休む。ちょうど「日経ヴェリタス」が配達される日でもある。文学原…

一週間の終わり

*『ボキャビル』『英文構成法』『真実』 *大学翻訳センター通信講座 *「ニューズウィーク」「ル・モンド」 *『ホールズ』『異邦人』『変身』 *「梅花」 *『英語うまいと言われる和訳の技術』 『真実』を読んでいると、正しい読みというのは単純である…

『ヘッジファンドの真実』

●若林秀樹『ヘッジファンドの真実』(洋泉社) どういう人を読者として想定し、何を伝えようとしたのか、何が書きたかったのか。最後までよく分からなかった。 新書なのだから素人が読んでも理解できるような工夫をして欲しいところだが、現役のアナリストや…

時間割の微調整

*『ボキャビル』『英語リーディングの真実』 *「ニューズウィーク」「ル・モンド」 *『ヘッジファンドの真実』『英語うまいと言われる和訳の技術』 午前中、『真実』を読んでいる途中で耐え切れずに横になり、そのまま寝てしまう。毎日の徒歩1時間が疲労…

ゆっくり

*ボキャビル、作文 *『英語リーディングの真実』 *大学翻訳センター通信講座 *「ニューズウィーク」「ル・モンド」 *『ホールズ』『異邦人』『変身』:少々 *『ヘッジファンドの真実』 佐々木高政『英文構成法』を読んでいると、学生時代に戻ったよう…

リズムはつかんだが

*ボキャビル、作文 *『英語リーディングの真実』 *大学翻訳センター通信講座 *「ニューズウィーク」「ル・モンド」 *『ホールズ』『異邦人』『変身』:ほんとうに少々 *『ヘッジファンドの真実』 朝起きるのがつらい。久し振りに歩いたせいだ。なんと…

L’étranger

『異邦人』の中で、よく分からない文章を書き抜いておく。 ムルソーの隣人が、騙した女を懲らしめたくて、こんなことを口走ったのだという。 Il avais d’abord pensé à l’emmener dans un hôtel et à appeler les « moeurs » pour causer un scandale et la …

★マルクス『マルクス・コレクションⅡ ドイツ・イデオロギー(抄)/哲学の貧困/コミュニスト宣言』(今村仁司ほか訳,筑摩書房) シリーズ完結。今になってみると、本当に読むのだろうかと疑ってしまうが、これだけ買わないのも癪なので。 「コミュニスト宣…

大学翻訳センター通信講座開始

*ボキャビル、作文 *『英語リーディングの真実』:勉強になる *大学翻訳センター通信講座:開始 *「日経ウィークリー」「ル・モンド」:図書館デビュー *『ホールズ』『異邦人』『変身』:少々 *『ヘッジファンドの真実』 今日から本格的な勉強を開始…

『女警部ジュリー・レスコー 殺された婚約者』

「un instant」に「至急」という字幕が付いていた。聞き間違いではないと思う。「ちょっと待ってて」と、ごく普通に訳すべきではないか。実際、この言葉を言われた人たちは、直ちに仕事に取り掛からず、レスコーが戻るまでちょっと待っている。 誤訳(多分)…

今日から民間人です

*『英語リーディングの真実』:開始 *『ホールズ』『異邦人』『変身』:少しずつ *『ジュリー・レスコー』『アリー・マクビール』 *『ヘッジファンドの真実』 *「ヴェリタス」 月曜と火曜は休日に決めたので、今日は家でのんびり小説の原典講読をしたり…