本の覚書

本と語学のはなし

ハンドブック 政経の要点整理/学研教育出版

 最近、政治経済のことに関心がない。
 私は元来、内向きで非社会的で(反社会的ではない)、孤独に生きたいと願ってきた。多少その病が癒えてきたと思っていたのに、今の隠者のごとき仕事を始めたら、元の木阿弥である。
 このハンドブックを読むのはこれが初めてではないが、かつてなく興味が湧かない。ギリシア・ローマやルネサンスの昔、あるいは極大の宇宙と極小の素粒子の世界にしか、心が動かなくなってしまったようである。
 この本は、私の心の健康のバロメーターであるのかも知れない。