本の覚書

本と語学のはなし

羽生善治のやさしいこども将棋入門/羽生善治監修・小田切秀人執筆

 全くの初心者なので、こども用の入門書から始めてみることにした。
 駒の動かし方とルール。取った駒を使うのは日本の将棋だけだという。戦いが上手な人は無闇に相手を攻撃するのではなく、味方に引き入れようとした。そうした考え方が将棋のルールに影響を与えたと言われているそうだ。
 進む、取る、成る、詰める、守るに関する、基本的なテクニック。守りの最後に、矢倉囲いと美濃囲いが簡単に紹介されているが、詳しくは同じシリーズの『序盤の指し方』『中盤の戦い方』『終盤の勝ち方』で学んでいくことになる。
 ここまでは詰将棋しか出来ない人間でも知っていることが多かったし、容易に理解できる内容であった。次からが本番である。実際に駒を動かしながら読む必要があるかも知れない。