プラダを着た悪魔 (名作映画完全音声セリフ集スクリーンプレイ・シリーズ)
- 発売日: 2011/12/01
- メディア: 単行本
レベルは中級。訛りはひどくないし、例外はあるが早口すぎることもないし、スラングは使われないし、文法が著しく崩れることもない。ファッション関係の固有名詞がたくさん出て来ることを除けば、語彙もそれほど難しくはなく、比較的取り組みやすい。
映画は好きなわけではない。ファッションに疎いせいもあるかもしれないが、一番の原因はアンディ(アン・ハサウェイ)の友人たちや恋人のネイト、一夜を共にするクリスチャン、主要登場人物を除く業界人らに全く魅力を感じないからだろう。
逆に好きな人物といえば、ランウェイ誌でミランダ(メリル・ストリープ)の右腕として働くナイジェル(スタンリー・トゥッチ)とアシスタントのエミリー(エミリー・ブラント)である。エミリーには多少イギリス訛りがあるようだ。彼女のセリフから一つ引用しておく。
Face it, Andy, you sold your soul the day you put on that pair of Jimmy Choo’s. I saw it. And, do you know what really just kills me about this whole thing? Is the clothes that you’re gonna get. I mean, you don’t deserve them. You eat carbs, for chrissake! God! It’s so unfair. (p.148)
認めなさいよ、アンディ、あんたは、ジミー・チュウの靴を履いた日に悪魔に魂を売ったのよ。私にはわかったわ。それから、今度のことで、私が一番頭にきてることはなんだかわかる? あんたがもらえる服のことよ。着る資格もないくせに。あろうことか、炭水化物を食べてるあんたが! もう! 不公平よ。(p.149)
十二冊購入したシナリオ・シリーズの内、二冊読み終わった。
今までは読んではその部分の動画を見て、繰り返し見て、また読んでは見て、というやり方をしていたのでなかなか前に進むことができなかった。
残る十冊は、動画による学習は後回しにして、読むことに集中する。