★藤沼貴ほか『新版 ロシア文学案内』(岩波文庫)
★上野俊哉・毛利嘉孝『カルチュラル・スタディーズ入門』(ちくま新書)
ロシア文学も細かいところまでは知らない。本当に文学部、しかももろに文学を扱う学科に在籍していたのかどうか、心許なくなってくる。
カルスタは、文学理論におけるポストコロニアリズムと重なり合う部分を持つことから、何となくはその方向性が分かるものの、あくまで何となくであって、単にアカデミズムの外部へということであれば私も既に何がしかのカルスタ的実践を行っているのかもしれないが、どうもその全貌はよく分からないというか、これまで関心を持って取り上げることがなかったのである。姉妹編に『実践カルチュラル・スタディーズ』あり。