本の覚書

本と語学のはなし

2007-07-14から1日間の記事一覧

同時代日本文学

現代日本文学を読む試みは未だ終わってないのだけど、用意したものに全部目を通すのも馬鹿らしくなってきたし、結論はほぼ出ているので、ここらへんで一応の総括をしておこう。 ¶ 短編小説を書くための参考として読み始めたが、小説は書かない。書くならエッ…

『蛇を踏む』

◎川上弘美『蛇を踏む』(文春文庫) 芥川賞受賞の表題作のほか、「消える」「惜夜記(あたらよき)」を収録する。 川上自身のあとがきによれば、「自分の書く小説を、わたしはひそかに「うそばなし」と呼んでいます」とのことだ。「うそばなし」なんて文学の…