本の覚書

本と語学のはなし

病気がわかる体の手引き/服部光男・岡島重孝監修

 ずいぶん昔の本である。大学を辞めて老人病院のようなところに就職したとき購入したのだが、ほとんど読むことはなかった。
 最近の本に比べれば、文字が小さく詰まっていて、情報量もそれなりに多いようである。体のしくみと主要な病気について、基本的なことは大体知ることができる。
 最初の職場は2年くらいで辞めてしまった。今また、別の形で多少病院に関わる仕事をしている(常に別の仕事を探してはいるけれど)。知識があるに越したことはないが、なくてもやっていくことはできる。今の職場に入ってから10年以上が経過して、ようやくこの本を読んでみたのだが、それでも遅すぎるということはないのである。