本の覚書

本と語学のはなし

初めから始める数学B/馬場敬之

 扱う内容は平面ベクトル、空間ベクトル、数列、確率分布と統計的推測。
 最近理数系の勉強が滞っているが、原因の一つは数学Bがどうも好きになれないからである。空間把握は苦手だし、統計はあからさまに道具という感じがしてしまうのだ。
 数列だけは癒やしである。数学は演繹的な学問であると言われるが、数列においては数学的帰納法というものが出てくる。もちろん実験や観察から一般的法則を導くのではない。nの式(命題)について、先ずn=1のときに成り立つことを示す。次に、n=kのときに成り立つと仮定すると、n=k+1のときも成り立つことを証明する。これで、nの式(命題)は全ての自然数において成り立つことになるのである。一般的に我々が考える帰納法ではない。


 今後の予定。
 「初めから始める」を数学Ⅲまで進める。その後、「初めから解ける」で数学Ⅰ・AからⅢまで演習をする。同じことを「元気が出る」と「合格!」でも繰り返し、徐々にレベルアップしてゆく。
 数学と物理は大学レベルまで学びたいという気持ちはあるのだが、そこまで理数系の才能が無いことはよく分かっている。先ずは高校の内容をしっかり身に付けることに集中したい。

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