本の覚書

本と語学のはなし

朝日中高生新聞 2022年5月1日号

 1面から2面にかけては性的少数者の特集。
 LGBT(最近はQを加えてLGBTQとする方をよく見かける気がする)という言葉が「違い」を強調する嫌いもあるので、性的指向(Sexual Orientation)と性自認(Gender Identity)の頭文字を取ってSOGI(ソジ)という言い方も出来ているという。どういう性別を好きになるか、自分をどんな性別だと自認しているか、ということを表している。
 トレンドPICK!のコーナーは、先月は文房具ばかりだったと思うが、今回はメンズ用やジェンダーフリーのコスメが取り上げられる。


 ブック・コーナーでは、ニュースの背景にあるロシアの文化を知るために、佐藤優『生き抜くためのドストエフスキー入門』(新潮文庫)、トルストイイワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ』(光文社古典新訳文庫、望月哲男訳)、米原万里嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(角川文庫)の3冊が紹介される。
 漫画の方は再び中条省平が登場。『AKIRA』を語る。


 シゴトファイルは、コンサバターという、文化財の保存を担当する学芸員の話。
 今後は後輩の育成をやっていきたいと言っているので、あまりなり手のいない仕事なのかも知れない。確かに、たまにこの方面の仕事をテレビで見かけるとしても、修理技術者の方にスポットが当たっているように思う。私もなるならば修理技術者の方になりたい。


【4月振り返り補足】
 振り返り記事を29日にアップしたので、30日のことを追加しておきたい。
 午前中は父の三回忌法要。
 午後から、畑の草を刈り敷く。葉ネギとサニーレタスを定植。エダマメをセルトレイで、ササゲをポットで育苗開始する。
 ドイツ語・ラテン語問題は未解決である。ニーチェアウグストゥスを本当にやめていいのか、もう一度考え直すことにした。暫くは『反時代的考察』や『神の国』の翻訳も読み続ける。