本の覚書

本と語学のはなし

【聖書】その造り主を侮る【箴言】

 箴言17章5節。

貧しい人をあざける者は、その造り主を侮る。
不幸な人を喜ぶ者は、罰を免れない。

 注釈には「ヘブライ語の『災害』を『不幸な人』と読む」とある。フランシスコ会訳にはこの類いが意外と多い。
 他の訳では「災いのときに喜ぶ者は赦されない」(新共同訳)や「人の災害を喜ぶ者は罰を免れない」(新改訳)などとなっている。
 もっとも、フランシスコ会訳が勝手に改変したわけではない。七十人訳では「ἀπολλυμένῳ」となっており、そこから「לְאֹבֵד」(現行テキストでは「לְאֵיד」)という形が推測されるのであると、BHSの欄外に書いてある。
 七十人訳にはこの後もう一行、マソラ本文にはない文が存在する。フランシスコ会訳の注にある訳をそのまま用いると、「同情する人は憐れみを見出す」。


【転職活動】
 昨日、面接を受けてきた。
 拍子抜けするほど、過去のことについて何も訊かれなかった。自分で見るのも嫌になるほどの暗黒の履歴であるから、10年ごとのフェーズ展開などと言うストーリーを考案して上手く説明できないものかと身構えていたのだけれど。
 新卒を採用するような業界ではないから、むしろ私などは落ち着いている方に入るのかも知れない。


 ほとんど仕事内容や条件の確認だけであった。まるで既に採用を決めていたかのようである。私が在職中なので、直ぐに仕事を始めることが出来ないのが唯一のネックと考えている風だった。
 しかし、面接の感触が良くても断られたことはあるから、予断は許さない。結果は一週間以内に郵送される。


【家庭菜園】
 中玉トマトが鳥害に遭っている。赤く熟すると直ぐに食べられてしまう。
 ネットを張るとかキラキラ光る素材をぶら下げるとかいった対策は何も取っていない。早めに収穫することくらいしか考えていない。


 つるなしインゲンとエダマメを終了。
 いずれもよく採れた。エダマメは発芽初期にナメクジの被害に遭いさえしなければ、もっと豊作であったろう。来年は育苗してから畑に植えようと考えている。


 ラッカセイが開花し始める。