- 作者:竹内 孝功
- 発売日: 2012/08/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
昨年はよく分からないまま、慣行栽培と有機農法の間を揺れ、途中で草生栽培に惹かれ始めたけれど、中途半端に終わった。
今年は最初から自然菜園のやり方に従ってみようと思う。ただし、育苗と自家採種はしない。
竹内さんの緑肥ミックスを自分で作ろうと思っても、なかなか全部揃わないし、揃ったものだけで間に合わせたとしても使い切れそうにない。初めからミックスした丁度よい量のものが売っていないだろうかと探したら、コラボ商品が存在した。
長野の種苗店から取り寄せた(竹内さんの拠点は長野であるらしい)。もう少ししたら通路に撒く。
その種苗店のホームページを見ていたら、一般書店では売られていない竹内さんの書籍『自然菜園ハンドブック』を発見した。講座のテキスト用に自然菜園総論を簡単にまとめたものだから、それだけなら買う必要はないのだが、DVD つきのものもある。これも注文してしまった(まだ届いていない)。
『これならできる! 自然菜園』は自然菜園の基本的な考え方や、コンパニオンプランツの選定などなど、情報量が多くていい本である。
ただし、多少分かりにくい点もあるので、他の本で補う必要がある。
お世辞にも文章が上手とは言えないので、この手の本にも正しい日本語を期待する人には、いろいろ気になることもあるだろう。
残渣の処理については何も書かれていないようである。昨年は大量に残渣が出たときには土に埋めたが、後からその部分が陥没することもあった。自然農では基本的に土には埋めないようだから、恐らく自然菜園でもそうなのだろうと思う。そうすると畝を一つくらい犠牲にして残渣置き場を作らなくてはならない。あるいは、採種まで畑に残し、枯れ果ててからそこに倒すのが本来のやり方なのかもしれない。
【家庭菜園】
昨日、タマネギに追肥をする。市販の発酵油かすを施した。
どうやらあまりに控えめな量だったようなので、今日になってやり直す。
一部は越冬できずに枯れてしまったようだが、大部分は無事のようだ。
昨日、ぼかし肥料の仕込みをする。
自然菜園とか自然農とか言われるやり方においては、普通はぼかし肥料すら使わない。草を刈り敷き、必要ならそこに米ぬかを補うだけだ。畝でゆっくり発酵させるのである。
それで済むようになれば、それに越したことはない。なにしろ手間が省けて簡単である。
今日、畝を立て直す。昨年は70センチ幅の畝に40センチ幅の通路であったが、今年は畝を1メートル、通路を50センチに拡張した。畝の数は一つ減った。
耕しはしない。通路を掘って、その土を畝に積み上げ、高畝にする。残っていた牛糞堆肥、腐葉土を加え(牛糞は今後もう使わない)、カキガラ石灰ともみがらくん炭を混ぜ、均す。その上に草や藁を敷き、軽く米ぬかをふって、来月下旬まで寝かせておく。
自然菜園とか自然農では、不耕起が基本である。畝を立てるのは最初だけ。あとは根っこや小動物や微生物に任せるのである。
タマネギの収穫が終わったら、そこも畝の立て直しをする予定。