本の覚書

本と語学のはなし

毎日の読書(「教会の祈り」読書 第二朗読) 第1巻 待降節・降誕節/日本カトリック典礼委員会編集

毎日の読書「教会の祈り」読書第2朗読―待降節・降誕節

毎日の読書「教会の祈り」読書第2朗読―待降節・降誕節

 『教会の祈り』という聖務日課の本があって、熱心な人はそれを用いて朝昼晩に祈り、読書をするらしい。その読書の際に第二朗読として用いる文章を集めたのが、『毎日の読書』シリーズである。
 短い抜粋ながら、古代や中世の人々が書いたり説教したりしたものに触れることが出来る。他ではなかなか読むことが出来ないものばかりだから、貴重な原典集成でもあるかもしれない。

転職活動のこと

 先月末にカトリックの施設の求人のことを書いた。
 給料は多いとは言えないが、年収を計算すると現在とほぼ変わらないようだ。車を持つのは厳しいが、持てなくはない。どのみち、いずれ車は必要になるのだ。
 躊躇する理由はいくつかある。
 教会に積極的に関わる心の準備は、私には出来ていない。しかし、カトリックであることを隠して就職するのでない限り、自然と求められることであろう。
 その求人が想定しているのは、私のような人間ではない。殊にカトリックをめぐるスキャンダルが発覚した現在、ある種の疑念のまなざしを向けられるかもしれない。
 そんな折、父が入院したので、転職活動は一度休止することにした。倒れたわけではない。たまたま別件で CT を撮ったら、動脈瘤が大きくなっているのが見つかったので、今後手術なりカテなりしなくてはならないということになったのだ。
 求人が出てから二週間。今のところ決まってはいないようだ。給料のせいなのか、カトリックであるせいなのか(もちろん信仰は条件として記載されてはいないが)。いつまでも決まらないようなら、再び考えてみるかもしれない。