本の覚書

本と語学のはなし

TIME March 5, 2018

Time Asia [US] March 5 2018 (単号)

Time Asia [US] March 5 2018 (単号)

 やたらに眠いのは、冬の疲れが抜け切っていないせいだろうか。それでも、少しずつ普通の生活に戻りつつある。
 いくつか考えるべきこと。歴史参考書にまだお世話になるべきか。ラテン語とドイツ語の原典講読を続けるべきか、むしろ聖書の翻訳として参照する程度で構わないのではないのか。フランス語ではル・モンド・ディプロマティクとセレクション・リーダーズ・ダイジェストのいずれを読むべきか、それとも文学だけでいいのか。英語とフランス語のリーディングは、雑誌と文学をいかに両立させるか。日本文学を読むべきではないか、などなど。


 タイムは2月26日号(ダブル・イシュー)を飛ばして、3月5日号を先に読んだ。
 95年の歴史の中で、初めて一人の報道写真家の写真だけで丸ごと一冊特集を組んだものだそうで、文章があまりないから直ぐに読み終わる。読むというより、見る雑誌である。
 テーマはアメリカの薬物中毒。
 それは至るところにはびこっている。娘を亡くしたある保安官の言葉。

You can be as mentally and physically tough as you want to be. I think I’ve seen a lot. I’ve probably seen a lot more than a lot of people. And I’ve experienced a ton. You can’t prepare for it, though. When it comes to your own children, I cannot express the feeling and the loss. It never gets easier. Because that void will always be there. Our children are supposed to bury us―we’re not supposed to bury them. (p.57)

 職業柄、数々の現場に立ち会ってきた人間でも、自分の子どものためにそれを心の準備とすることはできない。子が親を埋葬するのが順番であって、その逆ではない。