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本の覚書

本と語学のはなし

復活の予感【フランス語】

Rouge Et Le Noir Stendhal (Folio (Gallimard))

Rouge Et Le Noir Stendhal (Folio (Gallimard))

赤と黒〈下〉 (岩波文庫 赤 526-4 9

赤と黒〈下〉 (岩波文庫 赤 526-4 9

Ce n’étais point sans combats que Mathilde avait écrit. Quel qu’eût été le commencement de son intérêt pour Julien, bientôt il domina l’orgueil qui, depuis qu’elle se connaissait, régnait seul dans son cœur. Cette âme haute et froide était emportée pour la première fois par un sentiment passioné. Mais s’il dominait l’orgueil, il était encore fidèle aux habitudes de l’orgueil. Deux mois de combats et de sensations nouvelles renouvelèrent pour ainsi dire tout son être moral. (p.327)

マチルドも何ら内心の闘争を経験することなしに、あんな手紙を書いたのではなかった。彼女のジュリアンに対する気持ちは、最初はどうだったにせよ、やがて、物心ついてこの方ずっと彼女の心を支配してきた自尊心にすら打勝ってしまった。この高慢な冷やかな魂がはじめて激情に動かされたのだ。しかし、自尊心はおさえられても、自尊心から生まれた習慣はどうすることもできなかった。二ヵ月にわたる内心の闘争と初めて知った新しい気持がついに彼女の精神状態をすっかり新しく変えてしまった。(岩波文庫下、p.163)

 スタンダールの『赤と黒』より。
 この部分を書き抜いたのは今読んだところだからで、それ以上の理由はない。ただ、フランス文学のエッセンスが凝縮されたような箇所ではある。


 あまりにも語学を怠けているので、六つの言語を三つのグループに分け(それぞれ古代語と近代語の組み合わせ)、ローテーションで回してみることにした。
 今日はパウロギリシャ語とスタンダールのフランス語。まだリハビリ程度の分量でしかないが、なんだか復活の手応えを感じ始めている。

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