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本の覚書

本と語学のはなし

カトリック入門/要理編纂専門委員会編

カトリック入門

カトリック入門

 学生時代、洗礼を受ける頃に購入した本。これまでにも二三度読んでいる。
 カトリックの入門書というのはどうしても秘跡とかの儀礼的なことに紙幅を割かなくてはならないから、文字として読むとだいぶ熱がないように感じるかもしれない。キリスト教を知らない人が一冊目に読む本ではない。
 もう一つ言うと、これはカトリックに限ったことではないが、ナザレのイエスについてはそれほど重きが置かれない。血の通ったイエス像はなかなか見えてこない(すでにパウロがそのようなものを重視してなかったのだけど)。キリスト教というからには、人間イエスが実は神のひとり子キリスト(救い主)であったと信じることに力点が置かれ、どうしても十字架以降のことばかりが全てであるかのように見做されがちであるが、キリスト教徒はもう少しイエスその人の生涯に目を向けてもいいんじゃないだろうか。

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