本の覚書

本と語学のはなし

怠惰短歌【短歌の目】

 今月もまた短歌の目様のお題を借りて短歌を作ってみました。前回ほどふざけてはいませんが、やっぱり参加は控えておきます。
 その内怒られるかもしれませんね。すみません。今の内に謝っておきます。


1. シチュー
★今日のマシ
チューインガムを踏んだ日は犬の糞よりマシと歌おう

2. 声
流された血は声となり風となり私が彼の番人ですか

3. 羽
★今日のマシ
羽交い絞めされちゃった日は行き所ない自由よりマシ……

4. 信
鳴る神の乙羽信子が磯野家のタマであったのきっと幻

5. カニ歩き
中西が
 アタシノナカニ
歩き出す
 アタシノハカニ
小便をする

6. 蘭
スピノザを埃の下に眠らせろ蘭学者にリーフデはあるか

7. とり肌
願わくはべっとり肌にはりついたブラウスを脱ぎそれでペシッと

8. 霜
タクラマカン砂漠に生えた義足 気化する/霜に這う/リンパを愛す

9. 末
末法の世であるからかこの俺が平らな道にけつまずくとは

10.【枕詞】ひさかたの
ひさかたの都こんぶを買った日はさっぱり負けを認めるが吉

短歌の目様

 本格短歌を楽しみたい方は本家の短歌の目様へどうぞ。