私はこういう詩を書きたいのか。いや、ノーだ。書けもしないが、とりたてて書きたいとも思わない。これは詩でなくてもいいんじゃないか。散文でいいんじゃないかという気がしてしまうのだ。
宮沢賢治の「雨ニモマケズ」も収録されている。もちろんこれは好きだ。
ヒデリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
賢治といえば童話と詩と短歌。あまり知られていないし、私も読んではいないが、賢治の短歌を高く評価する人もいる。
仕事をしながらの創作となると、賢治の得意としたジャンルは一見手が出しやすそうにも見える。実際にはそんなに簡単にもいかないのだろうが、短さというのは大きな魅力である。賢治の全体をきちんと読み直してみたくなった。