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本の覚書

本と語学のはなし

ポケット詩集/田中和雄編

ポケット詩集

ポケット詩集

 子供にもっと詩を読んでもらいたいという願いから編まれたもののようで、メッセージがはっきりとしていて、意味が分かりやすいタイプの詩が並んでいる。
 私はこういう詩を書きたいのか。いや、ノーだ。書けもしないが、とりたてて書きたいとも思わない。これは詩でなくてもいいんじゃないか。散文でいいんじゃないかという気がしてしまうのだ。


 宮沢賢治の「雨ニモマケズ」も収録されている。もちろんこれは好きだ。

 ヒデリノトキハナミダヲナガシ
 サムサノナツハオロオロアルキ

 賢治といえば童話と詩と短歌。あまり知られていないし、私も読んではいないが、賢治の短歌を高く評価する人もいる。
 仕事をしながらの創作となると、賢治の得意としたジャンルは一見手が出しやすそうにも見える。実際にはそんなに簡単にもいかないのだろうが、短さというのは大きな魅力である。賢治の全体をきちんと読み直してみたくなった。

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