- 作者:小林 恭二
- 発売日: 1997/04/21
- メディア: 新書
『短歌はじめました。』の方は、素人の短歌の会「猫又」(沢田主宰)に寄せられた短歌に穂村弘と東直子がコメントをするもの。褒め上手というのは歌人の重要な資質なのかもしれない。
しばらくの間、職場で短歌の本を月に1、2冊読んでいきたい。本当は短歌はよく分からないのだけど。
にじ子(id:amenomorino)さんに採り上げてもらったので、私も短歌を作ってみた。お題はこちら。
目(id:ankoro)さんのブログから、「ガス、蜜柑、映画館」。
さっちゃんの蜜柑の箱の映画館 催涙ガスで名画よそおう
さっちゃんはお涙頂戴の映画がいい映画だと考えているらしい。強硬手段に訴えてでも自分の映画館を名画座と命名したいのだ。
もう一つ、夜勤から帰ったら「旅サラダ」という番組で旅サラダガールズたちが卒業のコメントを話していた。その中に東はるみこと黛英里佳がいて、彼女が海外を旅する映像を見てると、昔この番組で台湾を旅した小野真弓が何となく思い出されてきた。そこで一首。
初句から3句まで、響きとイメージで繋げつつ、「おの」を引き出すための序詞となっている。2句は往年の栄養ドリンクのCMから。
したがって、言いたいことは、黛英里佳は小野真弓に似ているのかということだけなんだけど、似てはいないようだ。小動物系とかいうざっくりした括りでは一緒なのだろうけど。
前に原文を買ったけど、翻訳も手に入れた。まだ読まないけど、絶版なのでいつ入手不可になるか分からないし。
前にも書いたが、原タイトルはイエスではなくてガリラヤ人(定冠詞付き)である。そのガリラヤ人と来れば、聖書に親しんだ人ならイエスと分かるし、聖書学をかじった人ならそれだけで史的イエスを扱っていることも見通せるのだが、日本ではガリラヤ人では通じないと判断されたらしい。だいぶ原タイトルの持っているニュアンスが死んでしまった。