本の覚書

本と語学のはなし

2月のお題 - はてな題詠「短歌の目」


▼いくつかのブログで拝見して、ふだん短歌を作るような趣味は全くないのですけど、少しは創作に手を付けたいと思っていたところですので、参加してみました。
▼まとまりのないバラバラな感じになってしまいました。それに読み返すとどれも散文的で俗っぽくて詩になっていないようですが、一応最初のステップとして記録しておこうと思います。
▼きちんと生活してないと短歌は作れないものですね。一番身近なはずの雪が一番作りにくかったです。おでんのことも、そんなもの私は全然知らないという気がして仕方ありませんでした。
▼短い短歌でも、非社会的な性向が隠しようもなく露わで恥ずかしいですね。
▼意味不明なものもあるとは思いますが、私の意図を汲み取ったところで別に得るところはありませんので、あまり気にしないでください。ただ私の短歌が稚拙であるにすぎません。


▼あ、今さらですが、別にお題の言葉を文字通り織り込まなくても、テーマとして入ってればよかったんですかね?


1.白

「しろうるり」 とは何物ぞ 「さる物を我も知らず」と うそぶけ我よ*1

2.チョコ

縁遠い男の味覚 成熟も老成もせず チョコは麦チョコ

3.雪

雪国は雪を楽しむ振りをせよ いつか脱出したいにしても

4.あなた

「あなた方」 「あなた方って…」と言い返す あなたは一人 あなたで一人

5.板

板チョコをむさぼる夜勤の同僚の釦はじける日をじっと待つ

6.瓜

走馬灯? 見たことあるの? 喩えても実物知らぬ 瓜実顔め!

7.外

口にしたものみな外へ吐き出して 入院をして 夜毎のおねしょ

8.夜

我々は夜を激しく攻め立てる 彼女の宿す子らを恐れて

9.おでん

ひたひたの汁にまどろむおでん種 酒は飲むべし 至福は見るべし

10.卒業

留年し 卒業しては 転職し 没落の初めは寝小便