本の覚書

本と語学のはなし

10年前の日記

今週のお題「10年」




▼ふと気になって、10年前の日記を見てみた。どうやら人生で初めての活字中毒に陥っていたところらしい。この日2冊の本を読了し、映画を1本見ている。
▼しかし、当時ももういい大人だったわけだけど、読みやすそうな新書や入門書ばかり選択していたようだ。



▼2005年元日に立てた計画を見る。
▼年間の読書目標は100冊。フランス文学道元。おまけとしてモンテーニュニーチェキリスト教の異端と聖杯。
▼言語はフランス語と英語。おまけとしてドイツ語、ラテン語、ギリシア語。


▼結局人間は大して変わらないということだろうか。語学的にはずっと進歩しているし、当時見向きもしていなかった古文、ヘブライ語アラビア語などの知識も得ている。文学もよほど読んだし、キリスト教は当時夢にも見なかったような分野を学んでいる。
▼だが、当時も失われた学生時代を取り戻そうとしていたのだろうし、今もまたその途中なのだろう。多少フォーカスするところは違ってきているにしても、核となる言語を用いて文学と思想と宗教の周辺をウロウロするのが好きなのだ。
▼多分それは、まだ語学を学ばなかった以前の頃からの、隠された性癖のようなものであって、私は世間と乖離する以外に効用のない知識をひたすら追いかけながら、幼い頃の自分にすり寄りつつ、ますます幼くなっていくような気がするのだ。

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