本の覚書

本と語学のはなし

文字の歴史/ジョルジュ・ジャン

文字の歴史 (「知の再発見」双書)

文字の歴史 (「知の再発見」双書)

▼完全にタイトルに騙されてしまった。アルファベットの起源や表意文字の成り立ちについて、歴史的に概観する本だとばかり思っていたら、本だの活字だのカリグラフィーだの、文字にまつわること、あるいは書く行為全般を広く扱う本だった。
▼原題は『エクリチュール:人類の記憶』。邦訳タイトルはかなりミスリーディング。
▼巻末に数ページ紹介されているのを見て、『ギルガメシュ叙事詩』を読もうと思った。