本の覚書

本と語学のはなし

振り返る5月

振り返る5月

 世の中が浮かれている時ほど忙しい。連休中は体力を消耗した。
 それでも少し復活の兆しは見えてきた。

聖書

 旧約聖書は「創世記」3章の途中まで。1日にせいぜい2節くらいしか読んでいないが、最近は語形分析の辞典はあまり使わずに、いきなり辞書が引けるようになってきた。翻訳で小見出しのついている段落を読みこなすくらいになりたい。
 新約聖書は「マタイによる福音書」13章の途中まで。理想は1日1章だが、今のところはネストレで1ページ(3分の1章から2分の1章程度)くらい。

 参照している翻訳は、フランシスコ会(通読は中断している)、岩波聖書翻訳委員会訳田川建三(新約のみ)、ニュー・アメリカン・バイブルエルサレム聖書
 あと、「創世記」読解にはミルトスの対訳本も使っているが、そこには新共同訳もついている。

神学

 アウグスティヌス『告白』を再開した。まどろっこしい言い回しにやや苦戦。
 ミヒャエル・エンデ『モモ』も再開してみたが、ドイツ語は神学のために使うべきだろう。近い内にタイセンに置き換える。

文学

 スタンダール『赤と黒』はいつ読了するのか、まったく目途も立っていない。
 ブローティガン『アメリカの鱒釣り』は何だか気分が乗らずに、未だ読了せず。来月には必ず終える。もう少し小説がサクサク読めるようになったら、神学にもチャレンジしてみたいとは思う。

和書

 マクグラスキリスト教神学入門』は長らく少しずつ読み進めてきたが、ようやく終わりが見えてきた。ラスト・スパートをかける。
 スピノザ『神学・政治論』、さすがに新訳は読みやすい。近頃哲学や思想は敬遠していたが、難しいものも読まないと能が衰えてしまう。今後はベンヤミンにも挑戦してみたい。
 メッツガー『図説ギリシア語聖書の写本』はゆっくり楽しむ。

 古文を読んでいる余裕はない。源氏物語は「薄雲」が終わったところで休止した。

職場で

 新共同訳聖書だけを読んでいる。旧約は「ルツ記」まで終了、新約は「ルカによる福音書」の途中。

 家での古文休止に伴い、古今和歌集は恋歌1が終わったところで中断した。