【前半】詩と森鷗外
イギリス、フランス、ドイツ、ローマ、ギリシアの詩の韻律を学ぶつもりであったが、途中で息切れ。細かいことには拘らなくてもよい。
漢詩は平仄を意識しつつ、現代音で朗読してみたかったが、これも挫折。たまにCDを聴いてみるくらいでよい。職場では読み下し方式を採用する。
日本の詩は万葉集と現代詩を取り上げてみた。和歌の鑑賞は継続したい。
森鷗外は失速。何とか史伝までたどり着きたい。
【中盤】語学
漢詩理解のために中国語を学び直したのが始まりである。
ついで、ヘブライ語が気になりだした。昔からやりたいと思っていたのに、かじってみたことすらないのが心残りだった。学生の頃、神父さんにはそういう方向に拘らない方がいいと言われた。カトリックの方にこそ拘るべきでなかったかも知れない。
今度は、これまで学んだことがある言葉の中で、忘れたくないものを、もう一度総点検することにした。イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、現代ギリシア語、古典ギリシア語、ラテン語、ドイツ語、フランス語の文法書をひたすら読み続けた。*1
ついでに、スピノザの著作のごく一部を読むのに必要なオランダ語もやってみた。しかし、スピノザに取り組む時間が取れそうにないので、初級止まり。
さらに、ヘブライ語の目標を旧約聖書の原典講読に置いたので、バランス上、新約聖書のギリシア語も学ばずには済まなくなった。古典ギリシア語を知っていれば難しいことは何もないが、コイネーに特有の事柄も若干ある。
【後半】キリスト教
聖書の原典講読を目標にしたら、かつて私が属していたカトリックとは一体なんだったのだろうかと気になりだした。カテキズム、ミサ、ロザリオの祈り、ゆるしの秘跡、聖母マリア、聖人、アッシジのフランチェスコ、修道院、十字軍、異端審問、魔女狩り、教皇と教会の歴史など、気になることは簡単ながら学んでみた。フランシスコ会訳で聖書の通読も始めてみた。
今後はカトリックとは少し距離を置きながら、聖書学を学びたい。
職場の読書
漢詩と歴史小説が定番になった。
聖書はキンドルや小型のDUOで読んでみたが、職場には向かないようだ。
キンドルは歴史小説を読むには重宝しそうだが、既に文庫本で大量に購入しているので、今のところ使い道がない。
散財
関心の向きが変わるたび、大いに散財してしまった。来年はキリスト教一本で行く。神学の本は値が張るのが痛いところだけど、分厚い本をじっくり読んでいれば、お金を使いすぎることもないだろう。