九月に読んだ本
(1) アッシジのフランチェスコ 人と思想184/川下勝
(2) はじめての死海写本/土岐健治
(3) ロザリオのこころ/松永久次郎
(4) 知られざる聖杯伝説/クリストファー・ナイト&ロバート・ロマス
(5) 目からウロコ ゆるしの秘跡/来住英俊
(6) 世に棲む日日(二)/司馬遼太郎
(7) カトリック教会のカテキズム要約(コンペンディウム)/日本カトリック司教協議会常任司教委員会監訳
(8) アシジの丘/山川紘矢・山川亜希子・北原教隆
(9) 病院は、めんどくさい/木村憲洋
(10) 魔女と聖女/池上俊一
(11) スケッチは3分/山田雅夫
(12) 聖者の事典/エリザベス・ハラム編
振り返る九月
読書はほぼキリスト教。カトリックの教義と典礼(カテキズムに踏み込むと、途端に不条理ばかりが目についてしまうのだが)、中世の異端、歴史的イエスを含む聖書学を中心に、この傾向はしばらく続きそうだ。
先月までの語学熱は勢いを失い、だいぶ怠け気味。残るはコイネーとヘブライ語だけなので、焦らずじっくり取り組めばよい。
日課をシンプルにしてみる。
スピノザまで手が回らないので、オランダ語もイタリア語も使う機会はない。漢詩は職場で読むことにしたので、現代中国語音による朗読計画も凍結する。道元はしばらく放棄するか、古文枠の中で扱うとする。
コイネーとヘブライ語は最後まで勉強したい。しかし、聖書の原典講読を継続するのは難しい。折に触れて原文を参照するにとどめるか、ホメロスとウェルギリウスを中止するか、二者択一だ。文法学習が終了した時点でよく考えてみる。
この数か月の語学学習は決して意味のないことではなかったのだけど、結果を見れば大山鳴動してネズミ一匹も出はしなかった。それどころか、仏文、英文、古文、漢文に絞った方がよほど実りがあるのではないかと、ミニマム志向が頭をもたげ始めている。
書籍代は少し減少した。来月は、今月の半分以下を目指す。