本の覚書

本と語学のはなし

語学の今後

 『ラテン文法』を終えて、ようやく文法書中心の生活から解放される。
 暑くて体調もいまひとつで、複数のことに取りかかれないから、最近はひたすら文法ばかり学んでいた。涼しくなって、語学の総点検を大方終えて、久しぶりに湯船につかったら、身も心もさっぱりして、原典講読中心の生活に戻れそうな気がした。
 といっても、まだ語学書を学ぶ予定は残っている。


新約聖書ギリシア語入門

新約聖書ギリシア語入門

  • 作者:大貫 隆
  • 発売日: 2004/12/21
  • メディア: 単行本
オランダ語四週間

オランダ語四週間

 大貫隆新約聖書ギリシア語入門』。ヘブライ語聖書を読むなら、ギリシア語聖書も読まなくてはならないという完璧主義に駆られてしまった。古典ギリシア語と大して違わないはずなので、どの点で簡略化されているのか、ヘブライ語アラム語の影響をどの程度受けているのかといった辺りに注意しておけばよいかと思う。一日一課、一か月で終了予定。
 朝倉純孝『オランダ語四週間』。キリスト教一辺倒でもいけないからスピノザを読もう、スピノザの著作のごく一部はオランダ語で書かれている、少々古い形のオランダ語も学ばなくてはならない。ということで、全く予定していなかったオランダ語まで始めてしまった。すでに最初の一週間分は読んでいる。残りは一日一課、一か月で終了予定。


ニューエクスプレス 古典ヘブライ語《CD付》

ニューエクスプレス 古典ヘブライ語《CD付》

  • 作者:山田 恵子
  • 発売日: 2012/08/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
聖書ヘブライ語

聖書ヘブライ語

  • 発売日: 2009/05/11
  • メディア: 単行本
 山田恵子『ニューエクスプレス 古典ヘブライ語』。英語以外の言語の総点検やら、オランダ語の新規開始やらで、それらのムーブメントの起爆剤となった肝心のヘブライ語は遅々として進んでいない。完璧を目指すことはできないということが分かってきたので、適当に力を抜きつつ進めたい。一日半課、二か月くらいで終了予定。
 谷川政美『聖書ヘブライ語』。上の本だけでは不安なので、もう一冊これだけは読んでおきたい。何とか年内にヘブライ語聖書の原典講読に到達できればよいのだけど。